JLPT_N1- đề5

Cấp độ: N1 Thời gian: 170 phút Tổng điểm: 152

言語知識(文字・漢字・文法)- 読解

問題1: 問題1 ___の言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

1.

あの態度には猛烈に腹が立った。

2.

彼女は病を克服して、職場に戻ってきた

3.

崩れやすいので、運ぶときは気をつけてください。

4.

この薬にはウイルスの繁殖を抑える効果がある。

5.

サイトの履歴は残っていなかった。

6.

夕日に赤く映える 山を写真に収めた。

問題2: 問題2( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

1.

ガスが漏れると、( )が感知して警報が鳴る。

2.

彼はロケットを作って宇宙へ飛ばしたいという( )夢を実現した。

3.

その優しいメロディーは私の耳に( )響き、眠りに誘ってくれた。

4.

兄は科学者として遺伝子の研究に( )している。

5.

葉書が届いたが、雨でインクが少し( )、読みにくかった。

6.

"子どもにとってプレッシャーになるので、将来に過度の期待をするのは ( )だ。"

7.

社長になり、トップに立つ者の責任の重さを( )感じている。

問題3: 問題3__の言葉に意味が最も近いものを、 1・2・3・4から一つ選びなさい。

1.

A 社のコンパクトな車がよく売れている。

2.

無駄な経費は極力減らそう。

3.

彼は「あ、忘れてた」とつぶやくと、その場を去って行った。

4.

目撃者の証言には不審な点があった。

5.

何時間もグラウンドで練習していたので、 ばててしまった。

6.

どんな厳しい状況でも任務をまっとうする 覚悟がある。

問題4: 問題4 次の言葉の使い方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

1.

簡素

2.

解明

3.

ほほえましい

4.

目安

5.

様相

6.

交える

問題5: 問題5 次の文の( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。

1.

"優勝()逃したが、石川選手は今大会で自己べストを更新する好成績 を収めた。"

2.

"今度の正月休みには、留学している息子も帰ってくる( )、久しぶり に家族旅行にでも行こうかと思っています。"

3.

"兄が会社の採用面接試験から帰ってきた。表情が明るいところを見ると、 ( )うまくいったようだ。"

4.

"このレストランは、料理はおいしいのだが、皿が安っぽい。もう少し良い ものを使えない( )と思う。"

5.

"先生「木村くん、このレポート読んだよ。うまくまとめられなかったって 言ってたけど、けっこうよく( )。」 木村「ありがとうごさいます。」"

6.

"駅前のうどん屋「やまむら」は、最近テレビで紹介された( )、毎日 店の前に長い行列ができている。"

7.

"今回の事故について社長が会見を行ったが、あれでは何の説明( )、 わが社の信用が失われるだけだ。"

8.

"小林「ねえ、今日のダンスの練習、山口さんも来るんだよね?」 森 「どうだろう。あの人、来るって言ってても、( )だから……。」"

9.

"昨日大学で声をかけられたサークルの勧誘には困った。強引に話を進めら れて、危うく入会( )。"

10.

"高橋「林さん、ギター教室探してるって聞いたけど、見つかった?」 林 「いえ、まだなんです。」 高橋「よかったら、私が通ってる ギター教室、見学してみない?見学したから って、( )し、どう ?」"

問題6: 問題6 次の文の_★_に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

1.

X 医院は、患者を___ ____  ★ ____ 近々予約制を導入するらしい。

2.

.昨日、友人から野菜ジュースをたくさんもらった。一人暮らしだとインスタント食品ばかり食べてしまって ___ ____  ★ ____ ありがたい。

3.

"(ホームぺージーで) Q:洗剤をたくさん使ったほうが、洗濯物がきれいになりますか。 A:洗濯物を___ ____  ★ ____ 悪臭の原因にもなります。適量を守りましょう。"

4.

"この町には、大正初期に建てられた洋館があるらしい。前々から___  ★ ____  ____ 帰ることはできない。"

5.

".私は、 ___  ★ ____  ____ と思い、校内に畑を作って生 徒たちに野菜を育てさせることを校長に提案した。"

問題7: 問題7 次の文章を読んで、文章全体の趣旨を踏まえて、(41)から(45)の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

"人間とは月のようなもの。 この世を生き抜く上で知っておくべき言葉がある。 まず一つは、「人間は謎」だということ。 人は自分ではなんでもわかっているつもりでも、本当は自分自身のことをよく理解できていないものだ。 自分で自分のことを理解できていないのに、どうして他人のことを理解できるのか。これが、 【41】 一つ。 それからもう一つは「人間は月のような存在だ」ということ。自分が他人に見せている「自分」は、相手に応じて見せる「光り輝いている部分」であって、ほかのところに行けば、また【42】顔をする。上司の前で は部下の顔をするし、お得意様(注1)の前に行けばそれなりの顔をする。自分だけじゃない、みんなが千変 万化する(注2) ものであり、人は他人に対して、基本的には常に自分の明るい部分を見せているということだ。 他人には満月を見せていて、人という光に当たって誰もが輝いて見えているが、その裏側は黒く、暗いものだ。その暗いものを自分が持っているということを最初からわかって、【43】トその人はもう、すぐにでも心が平和になるだろう。 そうすれば、「あの人は信じられる」とか「信じられない」とか、「裏切られた」という思いもなくなる。人間社会という宇宙の上に回っていて、その人間が裏側を見せている場合もあるのも仕方のないことで、人間関 係というのは引力、とかいろんなことが関係してくるということも【44】 だからこそ「人間は謎」であり、たまには元気がなくなったりして、三日月になったりするけど、いつも光って見える。 【45】裏側に、真っ暗で人に見せたくない部分を誰もが持っていて、そのすべての面を見ることは誰にもできない。。 見えている部分の裏側にある面の存在を認識できていれば、変に気持ちが揺さぶられることもなくなるのだ。 (注1)お得意様:ここでは、取引先 (注2) 千変万化する:さまざまに変化する"

1.

(41)

2.

(42)

3.

(43)

4.

(44)

5.

(45)

問題8: 問題8 次の(1)から(4) の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。

1.

"以下は、ある企業がホームページに掲載したお知らせである。 関川薬品工業株式会社お知らせ 2017.06.01 重要なお知らせ すでにお知らせしておりますとおり、西山営業所は5月31日 (水)より 転先に業務を再開しております。しかしながら、移転作業時にファクス機に故障が生じ、本日(6月1日)現在もファクスの送受信ができません。 復旧までは下記の電話もしくはメールをご利用ください。なお、ファクス機が復旧し次第、こちらのホームページ上でお知らせいたします。 関係者の皆様には大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。 電話番号:020-428-4319 Eメール:info@sekikawa.com"

西山営業所について、このお知らせで最も伝えたいことは何か。

2.

"以下は、動物園の飼育環境について書かれたものである。 動物たちにとって飼育係は大事な環境要因である。展示場としての環境の改善だけでは、動物たちの飼育環境の真の改良にはならない。日々動物と接触する飼育係は、 時として動物たちのストレス源になることがある。飼育係がストレス源にならないためには動物をよく観察し、行動に合わせた世話をし、その動物の種としての特徴、個体としての性格を知らなければならない。 (小宮輝之『物語 上野動物園の歴史』による)"

筆者の考えに合うのはどれか。

3.

"人と人のコミュニケーションが希薄化していると言われる今日、それを如何に円滑に、如何に真意を外さずに行うかは、誰にとっても大きな課題だ。 時に人は「力」によって他者を動かそうとする。あるいは「経済力」が人を動かす手段ともなる。企業という組織では、「役職=ポジション」を使って人を動かすケースも多い。 だがそういった「上意下達」(注1)「弱肉強食」のコミュニケーションでは、人は本質的な満足は得られない。人が人である所以(注2)は、力対力の拮抗ではなく、他者との「共感」によって「動く」「動かす」ことができる点にある。 (佐渡谷・辻秀一 『感じて動く』による) (注1) 上意下達:上に立つ者の考えや命令を下位の者へ伝えること (注2)所以:理由" 筆者の考えに合うのはどれか。

4.

"人間には、道具をつくり、その道の具に適応しようとする性質がある。そしてその道具に適応し過ぎてしまうことで、本来の人間の能力を削がれて(注1)しまうことがある。その適応力が仇(注2)となり、人間がつくった道具により人間が左右される。まるで、人間がつくった道具に人間がつくられてしまうかのように。歩きながらでもスマートフォン (注3)を使いたいという欲求にかられ、挙げ句に視野を大きくそこへ奪われ、自ら、そして他者をも危険な状況に追い込んでしまう。これもその現象のひとつだ。 (小川和也『デジタルは人間を奪うのか』による) (注1)削ぐ:削る。 (注2)他:ここでは、害 (注3) スマートフォン: パソコンの機能もある携帯電話" その現象とはどのような現象のことか。

問題9: "Mondai 9 Đọc hiểu 問題9 次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4 から一つ選びなさい。"

"よく知っている人を相手に自己を語るのは簡単だが、お互いをよく知らない相手に自己を語るというのは非常に難しい。 よく知っている相手との間に共通の文脈ができあがっているので、その文脈にふさわしい自分を提示していけばよいから、ほぼ自動化した形で自己を語ることができる。たとえば、相手がこちらのことを勇ましい豪傑(注1)とみなしているなら、自分の中の武勇伝(注2)的なエピソードを中心に語ることになるだろうし、相手がこちらのことを温厚 な紳士とみなしているなら、自分の中のおだやかな部分を中心に語ることになるだろう。 相手との文脈によって語り分 けるからといって、けっしてだましているわけではない。どちらも嘘ではないのだ。 困るのは、よく知らない人が相手である場合だ。共通の文脈ができあがっていないため、どのような自分を語り出し ていけばよりのかがわからない。逆に言えば、共通の文脈による制約がないぶん、どんな自分でも自由に演出し、語り出していくことができる。だからこそ、迷い、悩んでしまうのだ。 こうした事情からわかるのは、僕たちは自分のことをいろんなふうに語ることができるということだ。 (中略) 自分の姿がおぼろげ(注3)にしか見えないうちから、まずは語ることを始めなければならない。 語ることによって、自分の姿が語りの方向につくられていく。 (榎木博明『(ほんとうの自分)のつくり方----自己物語の心理学』による) (注1) 豪傑:勇気のある、強い人 (注2)武勇伝的な:ここでは、勇ましい (注3) おぼろげにぼんやりとり"

1.

嘘ではないとあるが、何が嘘ではないのか。

2.

よく知らない相手に自分を語るのは、なぜ難しいのか。

3.

筆者の考えを最もよく表しているものはどれか。

問題10: 問題10 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

"最寄り駅へと向かう途中、骨董屋さんの前を通る。 その店が越して来たのは十年ほど前だろうか。はっきりした記憶はないのだが、夫のひとことで興味を持った。「毎日どんどん売れる商売じゃないだろうけど、それにしても客が入っているのを見たことないよね」という。確かにいつもひっそりと、主とおぼしき人は店の奥じっと座っているばかり。宅配便の梱包された包みがたくさん置かれていることから、ネット販売専門の店なのだろうか。夫はその後も①不思議がっていた。 それから一年ほどして、ふいに謎が解けた。 面識はないが、時おり読んでいた同世代の女性のブログ(注1)にこの店を訪ねた話が載っていた。壊れてしまった陶器の修理を頼みに行ったというのである。漆(注2)を使った金継ぎ、銀継ぎと呼ばれる手法で損なわれた部分を修復するのだが、その仕上がりは現跡ではなく、景色に見立てることができるほど美しい。 思いがけない近所にそんな専門の工房(注3)があったとは。新鮮な驚きとともに、②ひと筋の光が射し込んで来る思いがした。我が家にも欠けたからといって捨てられず、破片をそっと薄紙に包んだままにしているものがある。祖母が求め、そして壊してしまった十客揃いの小鉢(注4)のひとつ。義父が好んで使っていたという杯。これらをもとの形にもどすことができたら、どんなに心和むことだろう。 さっそく店を訪ねてみると、「やあ、いらっしゃい」と主はまるでなじみの客のように迎えてくれた。作業の合間に手をゆるめて(注5)いることがあって、店の前の人の行き来を眺めている。「だから近所に住んでいる人のことはなんとなくわかるんです。」見ているのはこちらばかりと思ったら大間違いだ。 ③すっかり気が楽になって、こちらの事情を打ち明けた。 (中略) 買替えた方が安あがりとわかっているものでも、使いつづけた愛着があって手放せないという人が増えている。一方で、高価な器を使うお料理屋さんが、段ボールいっぱい送りつけてくることもある。「前に修理したものがまた新たに壊れてもどってきたり。時々、どういう扱いをしてるのかなと思うことがありますよ。」 形あるものはいずれは壊れる。この道理があるから、歳月を経て伝えられたものに感謝の念も湧くし、儚さと美しさは同義でもある。うっかり手を滑らせる(注6)瞬間は誰にもあり、取り返しのつかない(注7) 事実に直面すると、ため息が出るほど心に重い。 金継ぎはそんな心の痛手までやさしくいたわってくれる伝統の技術だ。もしもの時に助けてくれる人がいると思うと心底有り難い。けれど、だからこそ指先には神経を使ってぞんざいな扱いはすまいと、見事に修復された器を手に思っている。 (青木『春しの手帖』2014年10-11月号による) (注1) ブログ: 日記形式のウェブサイト (注2)漆を使った金継ぎ、銀継ぎと呼ばれる手法:陶器の修理方法の名称 (注3) 工房:ここでは、仕事場 (注4) 十客揃いの小鉢:千間前った小さな器 (注5) 手をゆるめる:ここでは、休憩する。 (注6) 手を滑らせる:ここでは、落とす (注7)取り返しのつかない:元の状態に戻すことのできない"

1.

①不思議がっていたとあるが、何を不思議がっていたか。

2.

②ひと筋の光が射し込んで来る思いがしたとあるが、なぜか。

3.

③すっかり気が楽になってとあるが、なぜか。

4.

この文章で述べられている経験を通して、筆者が強く思ったのはどのようなことか。

問題11: 問題 11 次の A とBの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよい ものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

"A 国際化の進展や新技術の開発などに伴って、新しい概念やニュアンスの提示など、外来語・外国語(注)を使用せざるを得ない面があり、また、既に外来語・外国語を用いた方がその日本語訳よりも分かりやすい場合もある。 そうした場合は別として、一般的には、相手や目的に応じて十分な配慮の下に、その外来語や外国語を使用するか否かの判断がなされる必要があろう。 外来語・外国語は基本的にその語に対する知識がないと伝達不能になることが多い。そういう意味で、広く国民一般を対象にしている官公庁、新聞・放送等では、簡単に日本語に言い換えられる外来語・外国語や耳慣れない外来語・外国語などは安易に使わないようにすべきである。 (文化庁2015年10月23日取得による) B 「ユーザー」、「ケア」など多くの外来語・外国語が私たちの生活の中にあふれている。外来語・外国語は意味があいまいなので使用すべきではないという声も多い。しかし、グローバル化する現代では、既存の日本語で置き換えにくい新しい概念や事象を表す上で、外来語・外国語を使うのは仕方がないことだ。 一方、ある調査によると、若い世代は外来語・外国語使用の増加を容認し、使用する割合が高いが、年齢の高い世代ではその割合が低いそうだ。このような違いが、世代間のコミュニケーションの障害になるという心配もある。また、年齢が高くなってから利用機会が多くなる医療や福祉の分野で、外来語・外国語の使用が多いことも問題だ。外来語・外国語を使用する際には、相手が理解できるかどうかを考えることも大切だ。 (注) 外来語・外国語:ここでは、片仮名語"

1.

外来語・外国語の使用が避けられない理由として、AとBが共通して述べていることなんか

2.

外来語・外国語のあり方について、AとBはどのように述べているか。

問題12: 問題12 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

"私は、科学が再び文化のみに寄与する営みを取り戻すべきと考えている。壁に飾られたピカソの絵のように、なければないで済ませられるが、そこにあれば楽しい、なければ何か心の空白を感じてしまう、そんな「無用の用」としての科学である。世の中に役立とうというような野心を捨て、自然と戯れ(注1)ながら自然の偉大さを学んでいく科学で良いのではないだろうか。好奇心、探求心、美を求める心、想像する力、普通性への憧れ、そのような人間の感性を最大限練磨(注2)して、人間の可能性を拡大する営みのことである。 むろん、経済一辺倒の現代社会では、そんな原始的な科学は許されない。一般に文化の創造には金がかかる。ましてや科学は高価な実験器具やコンピューターを必要とするから一定の投資をしなければならず、そうすれば必ずその分の見返りが要求される。「文化より明日のコメを」という声も絶えることがない。社会もムダと思われるものに金を投ずるのを忌避(注3)するからだ。それが「役に立つ」科学とならねばならない要因で、科学者もセールスマンのように次々に目新しい商品を用意して社会の要求に迎合していかねばならなくなる。それを逆手にとって、あたかも世の中を牛耳(注4)っているかのように尊大に振舞う科学者すら登場するようになった。これほど社会に貢献しているのだから、 もっと金をよこせ(注5)というわけである。金を通しての科学者と社会の綱引き(注6)状態と言えるだろうか。 それでいいのかと改めて考え直してみる必要がある。確かに科学には金がかかり、それには社会の支持が欠かせない。「無用の用」にすらならないムダも多いだろう。 しかし、ときに科学は世界の見方を変える大きな力を秘めている。事実、科学はその力によって自然観や世界観を一変させ、社会のありように大きな変化をもたらしてきた。社会への見返りとは、そのような概念や思想を提供する役目にあるのではないか。それは万に一つくらいの確率であるかもしれないが、科学の営み抜きにしては起こり得ない貢献である。むろん、天才の登場を必要とする場合が多いが、その陰には無数の無名の科学者がいたことを忘れてはならない。それらの積み上げがあってこそ天才も活躍できるのである。 今必要なのは、「文化としての科学」を広く市民に伝えることであり、科学の楽しみを市民とともに共有することである。実際、本当のところ市民は「役に立つ科学」ではなく、「役に立たないけれど知的なスリルを味わえる科学」を求めている。市民も知的冒険をしたいのだ。(中略)科学の行為は科学者という人間の営みだから、そこには数多くのエピソードがあり、成功も失敗もある。それらも一緒に紡ぎ合わせることによって「文化としての科学」が豊かになっていくのではないだろうか。それが結果的に市民に勇気や喜びを与えると信じている。 (池内了『科学の限界』による) (注1)戯れる:ここでは、触れ合う (注2)練磨する:鍛えて磨く。 (注3) 忌避する: 嫌って避ける (注4) 牛耳る : 思い通りに動かす (注5) よこせ:くれる。 (注6)網引き状態:ここでは、引っ張り合い状態 (注7)紡ぎ合わせる : ここでは、組み合わせる"

1.

筆者によると、原初的な科学とはどういうものか。

2.

それでいいのかと改めて考え直してみる必要があるとあるが、筆者は何を考え直してみる必要があると述べているか。

3.

筆者は科学が社会にどのような貢献をしてきたと考えているか。

4.

筆者が言いたいことは何か。
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